妻のモラハラの具体例と解決への具体策

家庭内のモラハラは、その経済力や肉体のパワーバランスから、男性から女性に向けてのものが多いと思われがちですが、最近は経済力も身につけ、男性以上に強い、また家計を女性が支えているケースもありますので、必ずしもモラハラは男性から女性へと限った話ではありません。

また、家庭を掌握している妻が夫にたいして精神的ないじめを繰り返す、妻のほうは経済的にまったく夫に依存しているのに、パワーバランスがなぜか妻のほうに大きく傾いているなど、世間での評価や立場など関係なく、起こってくるケースもあります。妻が夫を暴力的な言葉でコントロールしようとするのです。

たしかに、言語操作力は男性より女性のほうが得意ですし、嘘をついたり、しらを切ったり、自分を正当化したり、肉体的には女性は男性よりも非力ですから、その部分での暴力は行わないなど、モラハラは女性向けの部分もたしかにあります。

そのことをずっと家庭内の問題として片付け続けていても、夫の精神的ダメージがかなり大きいと病気にもなります。しかも男性はプライバシーや自分や家庭の恥になったり、プライドが傷つくことを極端に恐れる傾向がありますので、外部に相談することは滅多にありません。

妻からの言葉の暴力に耐えかねていても、その解決に向けてなかなか言語化、行動化しづらいことが、夫が妻のモラハラについてあまり語れない、被害を訴えられない状況を招いています。まずは妻の行動がモラハラであることを正しく認識することが大切です。

妻のモラハラについての解決への具体策

一般的に女性は、男性よりも言語の操作能力が高いので、モラハラなど、精神的な苦痛を与える場合においては、妻から夫へというケースも多いのです。

妻が夫にたいして、相手のことを認めない、ばかにする、または無視して存在がないように扱う、罵倒する、冒涜する、家庭生活を維持するうえで必要なこと（家事や育児、仕事、家族、夫婦関係の維持に求められること）をしないなどがありますが、こと家庭で起こっていることは、外部にはわかりづらいものです。

外部からみると、申し分のない奥さんとしての行動に長けており、そのモラハラが分かりづらく、夫も周囲の人も上手に言いくるめて自分の正当性を主張してきます。その点がもっともこの問題の解決を難しくしています。

男性だから、夫だからと一人で抱え込まず、まずは客観的な視点で、妻の態度や言動がモラハラに値するのかどうか、チェックリストなどを使って判断してみます。そのなかでまさに自分が当てはまることが多いと気づいたなら、改善の第一歩です。長い時間、そのモラハラ状態に慣れていると、正しい判断ができず、自分が悪いと自分のことを責めてしまいがちです。

この事実関係を正しく認識するのが初めの一歩であり、まずは夫側が妻のモラハラの事実を確認し、そこから具体的な行動を起こすきっかけにもなるのです。外部へ支援を求めたり、離婚への働きかけをしていくことも視野にいれて、まずは行動を起こしましょう。モラハラにたいしての無料相談所やシェルターもありますから、必要なときは利用する潔さも必要です。

ツイート